結婚相談所連盟や協会、フランチャイズを活用

多くの結婚相談所の経営形態は個人事業主で、中には単身且つ自宅で開業している人もかなりあるようです。そればかりか、本業がありながら副業として結婚相談所を運営している人もいらっしゃいます。

なぜ、このような脆弱というか手軽な形態で結婚相談所の事業が成り立つのか？
結婚相談所連盟や協会、或いはフランチャイズに加盟しているから、というのがその答えです。

連盟や協会、フランチャイズに加盟するメリット

連盟や協会、フランチャイズに加盟する最大のメリットは、全国数万人の会員情報をみることができ、それを活用することができることにあります。

結婚相談所の責務はお目当ての相手をさがし、見合いをセッティング、そして婚姻の締結へと導くことにありますが、そのためにはより多くの会員データを活用できることは非常に有利と言えます。これぞまさしくスケールメリットと言えましょう。

それから、会員獲得のためのノウハウや、仲人業務の知識やブライダル全般の知識など、連盟や協会、フランチャイズ本部から教えてもらうというメリットもあります。

教育システムは各団体によって内容に違いがありますが、中には結婚相談所のスタッフを結婚相談士として認定するなど、信頼性と格式を高めるようなシステムを導入している所もあります。

連盟や協会、フランチャイズに加盟するデメリット

敢えて言えば加盟金や会費、ロイヤリティなどが必要になるということがデメリットでしょうか。ただし、それらは各団体によりまちまちで、加盟金や会費は無料であるとしながらシステム使用料やホームページ利用料などを徴収している所もあります。

また、事業主やその従業員が教育を受ける際の教育訓練費、結婚相談士としての資格を認定してもらう認定取得費などが必要になるところもあります。

他に結婚相談所の運営が画一的になり、独自性を欠くことが気になるところです。出会いの場を創設し演出するためのお見合いパーティなどがそれにあたりますが、できることなら地域性を出すとか、ユニークなイベントを開発するとか工夫をした方がいいかもしれません。

以上、メリットとデメリットについて申し上げましたが、どのようなシステムにせよこれらは想定されることと言えます。
大事なことは結婚を望む会員に対し、相手を見つけ、結婚へと導くには何がベストなのかを常に考え、誠実に運営していくことではないでしょうか。